“堅塁”の読み方と例文
読み方割合
けんるい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七、日軍肉迫すモンテ・カルロの堅塁けんるい。金鍍金めっきとルネッサンス式の唐草と、火・風・水・土の四人に神々にまもられた華麗けばけばしき賭博室サル・ド・ジュウ
そして小牧の正面的堅塁けんるいを、その背後から、無意味なものにしてしまう。——要するに、和と戦との攻略二面のかねあいといった方が当っていよう。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
城外の哨兵しょうへいは、頻りと敵軍の近づくのを告げている。この城もまた秀吉の破竹な軍勢を防ぐに足る堅塁けんるいではない。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)