“鍍金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めっき71.9%
めつき13.5%
メッキ7.9%
ときん4.5%
めッき1.1%
メツキ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「華族さんの平民主義なんて皆こんなものさ。都合の好い時丈け平民で、少し故障があると直ぐに地金を出す。元来が鍍金だからね」
社長秘書 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
作者の苦痛にも鍍金をした苦痛を往々にして私は見ることがある。また知らないがために苦痛にもあらざることを強いて苦痛にしてゐるものを見ることがある。
心理の縦断 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
「ぴかぴかしているが、これは鍍金だよ。それに半分にかけていちゃ、売れやしない。ああ、くたびれもうけか。損をしたよ」
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのいでたちを見るに、緋房のついた鉢兜鋳物綴りの鍍金、下には古物ながら蜀江の袖をちらつかせ、半月形靴をはいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正可鍍金じゃ有るまい、飯櫃も運び込んでから
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
思ひ出の月夜なり、鍍金
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)