“金鍍金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんめっき66.7%
きんめつき16.7%
きんメッキ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはあたかも古い腐った棺桶に金鍍金きんめっきをして、新しい灰色のふさで飾られたようなものであった。
所謂いはゆる銅脈といつた種類で、銅の臺にたくみな金鍍金きんめつきをほどこした細工物で、素人しろうと目には眞物の小判と鑑別かんべつがつかなかつたばかりでなく、贋造貨幣がんざうくわへい犯人の一番むづかしい使用法が巧妙で
「おやおや。中まで金鍍金きんメッキがしてあるぞ。えらくていねいな仕上げだ。……待て、待て。これは、本ものの金かもしれんぞ。そんなら大したものだ。叩き売っても、一カ月ぐらいの飲み料ははいるだろう。善は急げだ。さっそくでかけよう」
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)