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金鍍金
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きんめっき
ふりがな文庫
“
金鍍金
(
きんめっき
)” の例文
それはあたかも古い腐った棺桶に
金鍍金
(
きんめっき
)
をして、新しい灰色の
総
(
ふさ
)
で飾られたようなものであった。
世界怪談名作集:14 ラザルス
(新字新仮名)
/
レオニード・ニコラーエヴィチ・アンドレーエフ
(著)
音や
看貫
(
かんかん
)
や、作の具合を見ると、銅に
金鍍金
(
きんめっき
)
をしたものらしく、安置物によくある品ですが、水に入ったのは昨今の様子で、大した変色もせず、
錆
(
さび
)
上がってはいません。
銭形平次捕物控:069 金の鯉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と見れば軍艦
羅紗
(
ラシャ
)
の洋服を着て、
金鍍金
(
きんめっき
)
の
徽章
(
きしょう
)
を附けた大黒帽子を仰向けざまに
被
(
かぶ
)
った、年の頃十四歳ばかりの、栗虫のように
肥
(
ふと
)
った少年で、
同遊
(
つれ
)
と見える同じ
服装
(
でたち
)
の少年を顧みて
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
銅の台に巧みな
金鍍金
(
きんめっき
)
をほどこした細工物で、
素人
(
しろうと
)
目には
真物
(
ほんもの
)
の小判と鑑別がつかなかったばかりでなく、
贋造
(
がんぞう
)
貨幣犯人の一番むずかしい使用法が巧妙で、江戸中の恐怖になりながらも
銭形平次捕物控:141 二枚の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
鍍
漢検準1級
部首:⾦
17画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“金鍍”で始まる語句
金鍍