“看貫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんかん87.5%
かん/\12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、いずれも同じことで、中味は綺麗にり替えられ、砂利と金物の屑を詰めて、巧みに看貫かんかん(重量)を誤魔化ごまかしただけの事です。
非常な高価と苦心とを以て集めきたった駒井の書物も、これを手放すとなると二束三文である。看貫かんかんで紙屑に売られる程度を最後の落ちとしなければならぬ。
落札品の看貫かん/\の際、会社側の人の眼をかすめて、看貫台の鉄盤の下に鉄製の小さな玉を押しこむのが彼の役目である。その装置をすれば、百貫目のものが六十貫にしか掛からぬのだ。
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)