“贋造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がんぞう50.0%
がんざう21.4%
にせ21.4%
まがへ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中にはこの仕切りがつむじを通り過してうしろまでみ出しているのがある。まるで贋造がんぞう芭蕉葉ばしょうはのようだ。その次には脳天を平らに刈って左右は真直に切り落す。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
普通の贋造がんざう小判は、銅脈か何んかににせの極印を打つたもので、眞物の小判に、僞の極印を打つといふのは、一寸考へられない事です。
ところが、その二千円の金はわたしの手に入らないばかりか、さっきのお話ではどうやら贋造にせで、西村はそれをわたしにつかませて、贋造紙幣行使でわたしを罪に陥れようとしたらしいです。
聖アントニオは(贋造まがへ貨幣かねを拂ひつゝ)これによりて、その豚と、豚よりけがれし者とをこやす 一二四—一二六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)