“贋造者”の読み方と例文
読み方割合
がんぞうしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして密輸入者らを火あぶりにし貨幣贋造者がんぞうしゃらを釜揚かまあげにする時代において、カルタふだの上に描かれたそれらの復讐ふくしゅうほど、世に痛むべきものは存しない。
長吉が見たという莫大な紙幣の束、しかもそれをトランクの中へ入れて持ち歩いている。考えて見れば変なことばかりです。彼等はひょっとしたら大泥坊か、さもなくば紙幣贋造者がんぞうしゃではないだろうか。
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)