“半月形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんげつがた36.4%
はんげつけい36.4%
はんげつなり18.2%
みかづきがた9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
面会室の正面にこれも狭い廊下ろうか越しに半月形はんげつがたの窓が一つあり、面会人はこの窓の向うに顔をあらわす仕組みになっていた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
絹のきれをあけると、中から出て来たのは半月形はんげつけいの平ったい金属板だった。かなり重い。そして夜目にもぴかぴかと黄いろく光っている。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのいでたちを見るに、緋房ひぶさのついた鉢兜はちかぶと鋳物綴いものつづりの鍍金ときんよろい、下には古物ながら蜀江しょっこうの袖をちらつかせ、半月形はんげつなりかわ靴をはいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太陽の光をうけて半月形みかづきがた金色こんじきに美しくかがやきだしたところだった。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)