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鍍金
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ときん
ふりがな文庫
“
鍍金
(
ときん
)” の例文
そのいでたちを見るに、
緋房
(
ひぶさ
)
のついた
鉢兜
(
はちかぶと
)
、
鋳物綴
(
いものつづ
)
りの
鍍金
(
ときん
)
の
甲
(
よろい
)
、下には古物ながら
蜀江
(
しょっこう
)
の袖をちらつかせ、
半月形
(
はんげつなり
)
の
革
(
かわ
)
靴をはいた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その上に第二層として更に
黄金
(
おうごん
)
の粉末をもって
鍍金
(
ときん
)
し、病菌の活躍を封鎖したのだった。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
裏は一面の
鍍金
(
ときん
)
に、
銀
(
しろかね
)
の
冴
(
さ
)
えたる上を、花やかにぱっと流す。淋しき女は見事だと思う。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
頭蓋骨
(
ずがいこつ
)
は、その外側を
鍍金
(
ときん
)
して
髑髏杯
(
どくろはい
)
を作るため、右手は、
爪
(
つめ
)
をつけたまま皮を
剥
(
は
)
いで
手袋
(
てぶくろ
)
とするためである。シャクの弟のデックの屍体もそうした
辱
(
はずか
)
しめを受けて打捨てられていた。
狐憑
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
怖
(
おそれ
)
は
愕
(
おどろき
)
と変じた。欽吾は
鍍金
(
ときん
)
の
枠
(
わく
)
に右の手を
懸
(
か
)
けた。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“鍍金(めっき)”の解説
めっき(鍍、en: plating)は、表面処理の一種で、金属または非金属の材料の表面に金属の薄膜を被覆すること。
金属の表面に他の金属を圧延して貼り合わせる技術はクラッドといい区別する。
「メッキ」と片仮名で表記されることも少なくないため、外来語のように受け取られることもあるが、和製漢語とされる滅金(めっきん)に由来する語である。鍍金(ときん、めっき)ともいう。
(出典:Wikipedia)
鍍
漢検準1級
部首:⾦
17画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“鍍金”で始まる語句
鍍金仏
鍍金兜
鍍金屋
鍍金師
鍍金足
鍍金鋼
鍍金金物