“手袋”の読み方と例文
読み方割合
てぶくろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その男は、おかをこえて、ブランブルハーストえきからあるいてきたとみえ、あつい手袋てぶくろをはめた手に、黒いちいさなかわかばんをさげていた。
「じゃ、あなたをどうするの? わたし、あなたを愛していなくって?」そう言うと彼女は、手袋てぶくろの先で、わたしの鼻をたたいた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
ひざまへちてた、ひとツのはう手袋てぶくろ格恰かくかう出来できたのを、わたしつて、てのひらにあてゝたり、かふうへツけてたり
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)