“メッキ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:めっき
語句割合
鍍金100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飾窓のなかには、あしのとれた写字机ビュウロオや、石版画の西洋の風景や、セエブル焼きの置時計、壊れた手風琴てふうきん、金鍍金メッキ枝燭台えだしょくだい、さまざまな壺やかめ、赤く錆びた三稜剣エペ
その解剖台上に投げ出された、黒い、凹字おうじ型の木枕に近く、映画面の左手に当ってギラギラと眼もくらむほど輝いておりますのは背の高い円筒形、ニッケル鍍金メッキ湯沸器シンメルブッシュで御座います。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
古い達磨だるまの軸物、銀鍍金メッキの時計の鎖、襟垢えりあかの着いた女の半纏はんてん、玩具の汽車、蚊帳かや、ペンキ絵、碁石、かんな、子供の産衣うぶぎまで、十七銭だ、二十銭だと言って笑いもせずに売り買いするのでした。
老ハイデルベルヒ (新字新仮名) / 太宰治(著)