“傾城町”の読み方と例文
読み方割合
けいせいまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それからな、あの島原という傾城町けいせいまちに一年一度の太夫道中がありますで、これがまた、大した見物みものでございます」
委細を使いの者から聞くと、取る物も取りあえず、御影みかげを立って、途中大坂の傾城町けいせいまちで旅支度や酒をととのえ、夜をおかして、駈けつけてまいったのですぞ。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もの言う声もなまめかしく傾城町けいせいまちの風情がある。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)