“女郎屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょろや35.3%
じょろうや23.5%
じょうろや23.5%
ぢよらうや11.8%
じょうろうや5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高所大所こうしょたいしょとはいったい何を意味するつもりだというところから柿江は始めた。高所は札幌の片隅にもある、大所は女郎屋じょろやの廻し部屋にもあると叫んだ。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
当時はまだ御改革以前の事とて長垂阪なだれざか上の女郎屋じょろうやいたって繁昌はんじょうの折から、木戸前を通りかゝり呼び込まれ候まゝ、こゝに一夜を明し申候。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
女郎屋じょうろやなどもございまして誠に盛んな所で、それにつれては種々いろ/\公事訴訟等もありまして、御奉行様も中々お骨の折れる事でございます。
女郎屋ぢよらうやふわけにはかず、まゝよとこんなことはさてれたもので、根笹ねざさけて、くさまくらにころりとたが、如何いかにもつき
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「新宿のねェよ、女郎屋じょうろうやでさァ、女郎屋に掃除そうじを取りに行く時ねェよ、饂飩粉うどんこなんか持ってってやると、そりゃ喜ぶよ」
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)