“遊里”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さと37.5%
ゆうり37.5%
あそび18.8%
いうり6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「黒茶のお羽織は、四条の道場にかようお武家衆好み。この遊里さとまで、吉岡染よしおかぞめというて、流行はやっているではございませんか」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これあるがために茶の湯が生まれ、能、能衣しょう、漆器、ちりめん、浴衣ゆかたが生れ、歌舞伎が生れ、音曲が生れ又遊里ゆうりが生れたのである。
新古細句銀座通 (新字新仮名) / 岸田劉生(著)
庄左衛門は、父には隠しているが、だいぶ彼から遊里あそびの借財などもあるらしく、何かの時
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
社交機關を持たない娘達や、遊里いうりに出入りするのをいさぎよしとしない純情な息子達の間に、かうした病氣の流行はやるのも、嬉しくしをらしい現象であつたかも知れません。