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遊里
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さと
ふりがな文庫
“
遊里
(
さと
)” の例文
「黒茶のお羽織は、四条の道場にかようお武家衆好み。この
遊里
(
さと
)
まで、
吉岡染
(
よしおかぞめ
)
というて、
流行
(
はや
)
っているではございませんか」
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わちきが
廓
(
くるわ
)
へはいりぞめ、そのおりちょうど清吉さんも商用で江戸表に参られて
遊里
(
さと
)
へ足をはいりぞめに、ふと
馴
(
な
)
れそめたのが深間にはいり
右門捕物帖:09 達磨を好く遊女
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
名ある女を、こうはいかに、あしらうまい、——奥様と云ったな——膝に
縋
(
すが
)
った
透見
(
すきみ
)
をしたか、恥と
怨
(
うらみ
)
を籠めた瞳は、
遊里
(
さと
)
の
二十
(
はたち
)
の
張
(
はり
)
が
籠
(
こも
)
って、
熟
(
じっ
)
と襖に注がれた。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
遊里
(
さと
)
の風がしみていたから、口の利き方や、
起居
(
たちい
)
などにも落着きがなかった。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「ありんすという
遊里
(
さと
)
言葉、こいつを聞くと思い出すな」
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
「そうだ。いつかの年、大勢して、純友や、
紀秋茂
(
きのあきしげ
)
や、
津時成
(
つのときなり
)
などが、伊予に帰るのを、江口の
遊里
(
さと
)
まで、送って行ったことがある。和主も一しょによ」
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“遊里”の意味
《名詞》
遊女がいる店を集めた公認の地区。遊郭。
(出典:Wiktionary)
遊
常用漢字
小3
部首:⾡
12画
里
常用漢字
小2
部首:⾥
7画
“遊里”で始まる語句
遊里名