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女郎屋
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じょろや
ふりがな文庫
“
女郎屋
(
じょろや
)” の例文
高所大所
(
こうしょたいしょ
)
とはいったい何を意味するつもりだというところから柿江は始めた。高所は札幌の片隅にもある、大所は
女郎屋
(
じょろや
)
の廻し部屋にもあると叫んだ。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
女郎屋
(
じょろや
)
の亭主が名古屋くんだりから、電報で、片山津の戸を真夜中にあけさせた上に、お澄さんほどの女に、髪を
結
(
い
)
わせ、化粧をさせて、給仕につかせて、供をつれて船を
漕
(
こ
)
がせて
鷭狩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
えゝ
女子
(
おんな
)
の
綺麗
(
きれえ
)
な所を見せなくちゃアなんねえ……綺麗な虫は……ア玉虫が
宜
(
え
)
い、女の美しいのを
女郎屋
(
じょろや
)
などでは
好
(
い
)
い玉だてえから、玉虫のようなお前様を
一
(
ひ
)
と目見るより、いなご
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「宿場で
女郎屋
(
じょろや
)
へ引っ張り込まれると、必ず逃げて来るんだ。ナカ/\堅い」
田園情調あり
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
向う角の
女郎屋
(
じょろや
)
の三階の隅に、
真暗
(
まっくら
)
な空へ、切って
嵌
(
は
)
めて、
裾
(
すそ
)
をぼかしたように部屋へ
蚊帳
(
かや
)
を釣って、
寂然
(
しん
)
と寝ているのが、野原の辻堂に
紙帳
(
しちょう
)
でも掛けた風で、恐しくさびれたものだ、と言ったっけ。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
と思って
佇
(
たゝず
)
んで居りますと、
後
(
うしろ
)
から
女郎屋
(
じょろや
)
の
若衆
(
わかいしゅ
)
が
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「貸座敷——
女郎屋
(
じょろや
)
の亭主かい。おともはざっと
幇間
(
たいこもち
)
だな。」
鷭狩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“女郎屋(
遊廓
)”の解説
遊廓(ゆうかく)は、公許の遊女屋(女郎屋)を集め、周囲を塀や堀などで囲った区画のこと。遊郭とも。
(出典:Wikipedia)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“女郎屋”で始まる語句
女郎屋町