“饂飩粉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うどんこ91.7%
うどんこな8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土間の入口で、阿爺ちゃんの辰さんがせっせと饂飩粉うどんこねて居る。是非ぜひあがれと云うのを、後刻とふりきって、大根を土間に置いて帰る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
何をするかと清次は見ていると、饂飩粉うどんこの入っています処の箱を持出し、饂飩粉の中へ其の書附様かきつけようのものを隠し、ふたを致しまして襤褸風呂敷ぼろぶろしきにて是を包み
「どうれ、おめえ饂飩粉うどんこなちつつてせえ、一ツ爪尻つまじりでえゝんだ、おゝえつてうな、おつぎでもえゝや、よう」とかね博勞ばくらううながした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)