“傾城傾国”の読み方と例文
読み方割合
けいせいけいこく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば畢竟ひっきょうこの苦し紛れに叫び出したことばであろうと思うが、支那人は婦人を指して傾城傾国けいせいけいこくといい、長恨歌にもこの文字が使用されて「漢皇色を好んで傾国を重んず」などとも歌ってある。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
女子は男子に自由を奪われているから、表面は反抗し得ないけれども、事実の上はその情意をほしいままにしていわゆる傾城傾国けいせいけいこくをやる。すべて不自然のところには、常に大破綻を伴うものである。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)