“男傾城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとこけいせい33.3%
をとこけいせい33.3%
をとこげいせい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
買いたいは理の当然されば男傾城おとこけいせいと申すもござるなり見渡すところ知力の世界畢竟ひっきょうごまかしはそれの増長したるなれば上手にも下手にも出所しゅっしょはあるべしおれが遊ぶのだと思うはまだまだ金を
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
なみこえよとてすゑ松山まつやまちぎれるもなく、男傾城をとこけいせいならぬそらなみだこぼしてなにるべきや、昨日きのふあはれとしは昨日きのふのあはれ、今日けふわざしげゝれば、わするゝとなしにわすれて一せうゆめごと
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
男傾城をとこげいせいならぬ身の空涙こぼして何に成るべきや、昨日あはれと見しは昨日のあはれ、今日の我が身にす業しげければ、忘るるとなしに忘れて一生は夢の如し、露の世といへばほろりとせしもの
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)