“集中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あつ33.3%
あつめ33.3%
しゅうちゅう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで、村の入口に入るや否や、吠えかかる痩犬を半分無意識にこはい顔をして睨み乍ら、ふやけた様な頭脳あたまを搾り、有らん限りの智慧と勇気を集中あつめて、「兎も角も、宿を見付けるこつた。」と決心した。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
いま、この一座が、ぴったり鳴りを鎮めて、浪人ものも、弥四郎頭巾も、いっせいに舐廻なめまわすような視線を千浪の立ちすがたに集中あつめているのを、法外老人もかの女も気がつかなかった。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
決死隊けっしたいが、てきると、てきはそれをがけて、弾丸たま集中しゅうちゅうしました。かわなかほどまでたっするころには、人数にんずうえてっていました。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)