“しゅうちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舟中42.9%
集注35.7%
聚中7.1%
集中7.1%
集註7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかれども詩情もまたおおき人たりしは疑う可からず。詩においては陶淵明とうえんめいし、笠沢りゅうたく舟中しゅうちゅう陶詩とうしを読むの作あり、うちに淵明を学べる者を評して
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
こちらは寡勢かぜいへいすくないこと)で、てきのほうは大部隊だいぶたいであるうえに、てき拠点きょてん(よりどころ)でもあったから、すたまは、さながらあめるように集注しゅうちゅうされました。
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それは全く全身の血液が胃袋へばかり聚中しゅうちゅうして脳へ送るべき血液が空虚になるからだね。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
決死隊けっしたいが、てきると、てきはそれをがけて、弾丸たま集中しゅうちゅうしました。かわなかほどまでたっするころには、人数にんずうえてっていました。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのうちに自ら奮って『四書ししょ』の集註しゅうちゅうを読み、十五歳には『易書えきしょ』や『春秋しゅんじゅう』のたぐいにも通じるようになった。寒さ、暑さをいとわなかった独学の苦心が、それから十六、七歳のころまで続いた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)