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寡勢
ふりがな文庫
“寡勢”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かぜい
60.0%
かせい
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かぜい
(逆引き)
こちらは
寡勢
(
かぜい
)
(
兵
(
へい
)
の
少
(
すく
)
ないこと)で、
敵
(
てき
)
のほうは
大部隊
(
だいぶたい
)
であるうえに、
敵
(
てき
)
の
拠点
(
きょてん
)
(よりどころ)でもあったから、
打
(
う
)
ち
出
(
だ
)
すたまは、さながら
雨
(
あめ
)
の
降
(
ふ
)
るように
集注
(
しゅうちゅう
)
されました。
しらかばの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
前夜その疑いを単于が幹部の諸将に
洩
(
も
)
らして事を計ったところ、結局、そういう疑いも確かにありうるが、ともかくも、単于自ら数万騎を率いて漢の
寡勢
(
かぜい
)
を滅しえぬとあっては
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
寡勢(かぜい)の例文をもっと
(3作品)
見る
かせい
(逆引き)
そして前と比較にならない
寡勢
(
かせい
)
をもって、三木城の正面、平井山にその長囲
態勢
(
たいせい
)
の本営をおいた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここの
寡勢
(
かせい
)
、いかに中川殿が勇猛なりとも、
所詮
(
しょせん
)
、
支
(
ささ
)
えはならぬこと、——無念には候えど、
疾
(
と
)
く疾くお退きあって、他の味方内へ、お
纏
(
まと
)
まりあるようにとの、お心遣いにござりますが……
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寡勢(かせい)の例文をもっと
(2作品)
見る
“寡勢”の意味
《名詞》
少ない軍勢または人数。
(出典:Wiktionary)
寡
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
“寡”で始まる語句
寡婦
寡
寡言
寡聞
寡兵
寡黙
寡人
寡慾
寡欲
寡少
“寡勢”のふりがなが多い著者
中島敦
吉川英治
小川未明