“寡兵”の読み方と例文
読み方割合
かへい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
郝昭かくしょうのこもった陳倉ちんそうの小城は、わずか三、四千の寡兵かへいをもって、その装備ある蜀の大軍に囲まれたのであるから、苦戦なこというまでもない。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今まさに秋とて匈奴きょうどの馬は肥え、寡兵かへいをもってしては、騎馬戦を得意とする彼らの鋭鋒えいほうにはいささか当たりがたい。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
また信長のぶなが寡兵かへいとくして桶狭間おけはざまに突進するに先だち、いかほど心を労したろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)