“寡人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くわじん40.0%
ひとすくな40.0%
かじん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呉王ごわういはく、『將軍しやうぐん(一一)罷休ひきう(一二)しやけ、寡人くわじんくだりてるをねがはず』と。孫子そんしいはく、『わういたづら其言そのげんこのんで、其實そのじつもちふることあたはず』
兎も角も明日決然きつかりした返事をすると言つて置いて、も一人お末といふ娘にも勸めようと言ふお八重の言葉には、お末の家が寡人ひとすくなだから勸めぬ方が可いと言ひ
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
かの三府五港はもちろん、各都府においてみずから誇称して紳商と称し、みずから商業世界の寡人かじん政府を組織したる人々を見よ。その人々はいまだ一人として政府と至密の関係を有せざる人ありや。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)