トップ
>
寡慾
ふりがな文庫
“寡慾”の読み方と例文
読み方
割合
かよく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かよく
(逆引き)
三篇でも出来ればあとはどうでもよいという
寡慾
(
かよく
)
な男に候処、それをやるには牛肉も食わなければならず玉子も飲まなければならずという始末からして
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
何たる
寡慾
(
かよく
)
。あわれいじらしい。われら武門は、百難苦戦を真ッ向にかぶって進み行くとも、民の婦女老幼は、生々と生き楽しませつつ連れ歩みたいものよ
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天下の人皆
財
(
ざい
)
を
貪
(
むさぼ
)
るその中に居て独り
寡慾
(
かよく
)
なるが如き、
詐偽
(
さぎ
)
の行わるる社会に独り正直なるが如き、軽薄無情の浮世に独り
深切
(
しんせつ
)
なるが如き、いずれも皆抜群の
嗜
(
たしな
)
みにして
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
寡慾(かよく)の例文をもっと
(6作品)
見る
寡
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
慾
漢検準1級
部首:⼼
15画
“寡”で始まる語句
寡婦
寡
寡言
寡聞
寡兵
寡黙
寡人
寡少
寡勢
寡欲
“寡慾”のふりがなが多い著者
新渡戸稲造
高浜虚子
福沢諭吉
吉川英治
泉鏡花