トップ
>
かよく
ふりがな文庫
“かよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
寡慾
60.0%
寡欲
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寡慾
(逆引き)
天下の人皆
財
(
ざい
)
を
貪
(
むさぼ
)
るその中に居て独り
寡慾
(
かよく
)
なるが如き、
詐偽
(
さぎ
)
の行わるる社会に独り正直なるが如き、軽薄無情の浮世に独り
深切
(
しんせつ
)
なるが如き、いずれも皆抜群の
嗜
(
たしな
)
みにして
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
収入満と
唸
(
うな
)
るといえども、常住の
寡慾
(
かよく
)
に
肖
(
に
)
もやらで、慈善の
慾
(
よく
)
は極り無く、貪るばかりに取込みても人に施すにはいまだ足らずと、身を
粉
(
こ
)
にし、骨を折る、
賢媛
(
けんえん
)
、
閨秀
(
けいしゅう
)
の
難有
(
ありがた
)
さよ。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かよく(寡慾)の例文をもっと
(6作品)
見る
寡欲
(逆引き)
近頃、
口腹
(
こうふく
)
が
寡欲
(
かよく
)
になった
為
(
ため
)
、以前の様に
濫費
(
らんぴ
)
しません。
岡本一平論:――親の前で祈祷
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
生来の
寡欲
(
かよく
)
と商法の手違いとから、この多吉が古い
暖簾
(
のれん
)
も
畳
(
たた
)
まねばならなくなった時、かみさんはまた、
草鞋
(
わらじ
)
ばき
尻端折
(
しりはしょ
)
りになって「おすみ
団子
(
だんご
)
」というものを売り出したこともあり
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
かよく(寡欲)の例文をもっと
(4作品)
見る
検索の候補
クワヨク