“かよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寡慾60.0%
寡欲40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天下の人皆ざいむさぼるその中に居て独り寡慾かよくなるが如き、詐偽さぎの行わるる社会に独り正直なるが如き、軽薄無情の浮世に独り深切しんせつなるが如き、いずれも皆抜群のたしなみにして
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
収入満とうなるといえども、常住の寡慾かよくもやらで、慈善のよくは極り無く、貪るばかりに取込みても人に施すにはいまだ足らずと、身をにし、骨を折る、賢媛けんえん閨秀けいしゅう難有ありがたさよ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
近頃、口腹こうふく寡欲かよくになったため、以前の様に濫費らんぴしません。
生来の寡欲かよくと商法の手違いとから、この多吉が古い暖簾のれんたたまねばならなくなった時、かみさんはまた、草鞋わらじばき尻端折しりはしょりになって「おすみ団子だんご」というものを売り出したこともあり
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)