“けいちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
契沖33.3%
閨中27.8%
傾注22.2%
契冲16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仙覚・契沖けいちゅう・真淵らの霊極たまきはるの説、即ち、「タマシヒノキハマル内の命」の意とする説は余り有力でないようだが、つまりは其処に落着くのではなかろうか。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そしてこの少女の、容色に魅せられた敵将を、閨中けいちゅうでたった一突きに刺し殺したのです。美しい少女は、自分の貞操を犠牲にして、幾万の同胞の命と貞操とを救ったのです。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
人相書も付随しているので、一時警視庁は、それに該当がいとうする人物の探査に全力を傾注けいちゅうした。モスコーの犯人の動機は、宗教上の狂信的な妄執もうしゅうからだった。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
契冲けいちゅうは竹から童子の生まれる話が『大宝広博楼閣経』と『後漢書ごかんじょ西南夷伝』とに存するのを指摘して、その影響を推測しているが、たといその影響があったとしても
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)