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閨中
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けいちゅう
ふりがな文庫
“
閨中
(
けいちゅう
)” の例文
公儀の
八釜
(
やかま
)
しい
憂世
(
うきよ
)
を三分五厘に
洒落
(
しゃれ
)
飛ばし、
上
(
かみ
)
は国政の不満から、
下
(
しも
)
は
閨中
(
けいちゅう
)
の
悶々事
(
もんもんじ
)
に到るまで、他愛もなく笑い散らして死中に活あり、活中死あり、枯木に花を咲かせ
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そしてこの少女の、容色に魅せられた敵将を、
閨中
(
けいちゅう
)
でたった一突きに刺し殺したのです。美しい少女は、自分の貞操を犠牲にして、幾万の同胞の命と貞操とを救ったのです。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
色々と
閨中
(
けいちゅう
)
のみそかごとまでを語り出したので、もう疑うことができなくなったとある。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
それは当年行われた
閨中
(
けいちゅう
)
の
隠語
(
いんご
)
であった。金はひどく驚いて、舟を返して近づいた。それはほんとうの庚娘であった。婢が手を引いてこちらの舟へ来た。二人は抱きあって泣いた。
庚娘
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
しかも粋な辰巳の姐さん、稼げ稼げと云わないばかりか、向うで
酒肴
(
しゅこう
)
を持って来る、たとえゆうれえでもなんでも、こういうのをのがす手はない、まして
閨中
(
けいちゅう
)
のあの情のこまやかさ。
ゆうれい貸屋
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
閨
漢検1級
部首:⾨
14画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“閨”で始まる語句
閨
閨房
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閨戸
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閨衣