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傾注
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けいちゅう
ふりがな文庫
“
傾注
(
けいちゅう
)” の例文
自然主義を捨て、盲目的反抗と元禄の回顧とを
罷
(
や
)
めて全精神を明日の考察——我々自身の時代に対する組織的考察に
傾注
(
けいちゅう
)
しなければならぬのである。
時代閉塞の現状:(強権、純粋自然主義の最後および明日の考察)
(新字新仮名)
/
石川啄木
(著)
人相書も付随しているので、一時警視庁は、それに
該当
(
がいとう
)
する人物の探査に全力を
傾注
(
けいちゅう
)
した。モスコーの犯人の動機は、宗教上の狂信的な
妄執
(
もうしゅう
)
からだった。
女肉を料理する男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
見神の一義に君は
到頭
(
とうとう
)
精力
(
せいりょく
)
を
傾注
(
けいちゅう
)
せずに居られなくなったのである。
而
(
しか
)
して生涯の
大事
(
だいじ
)
、生存の目的を果したので、君は軽く肉の
衣
(
ころも
)
を脱いだのであろう。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
この直後の、秀吉のうごき一つに、かれの関心はいま
傾注
(
けいちゅう
)
されていた。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“傾注”の意味
《名詞》
傾注(けいちゅう)
液体などを傾けて注ぐこと。
あることに注意を傾けること。集中すること。
(出典:Wiktionary)
傾
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
注
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
“傾”で始まる語句
傾
傾城
傾斜
傾向
傾聴
傾覆
傾城買
傾城町
傾蓋
傾斜地