“精力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいりよく40.0%
せいりょく20.0%
せいりき13.3%
ちから13.3%
エネルギー13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等かれらたゞ多量たりやう嚥下えんげすることによつて精力せいりよく恢復くわいふく滿足まんぞくするのである。うしうまでも地上ちじやうやはらかなくさ繁茂はんもする季節きせつれば自然しぜん乾草ほしぐさわらいとふやうになる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
僕はおどろいたが、すっかり精力せいりょくをなくしているので、立上って逃げ出す元気はないばかりか、それに抗議する声さえ出なかった。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
五體にみなぎる精力せいりきが、兩のかひなにおのづからあつまる時、わがたましひは流るゝ如く彼に通ひて、はじめて面も作られまする。但しその時は半月の後か、一月の後か、あるひは一年二年の後か。
修禅寺物語 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
鐵車てつしや進歩すゝみ兎角とかくおもはしくない、運轉係うんてんがゝり水兵すいへいも、此時このとき餘程よほど疲勞つかれてえたので、わたくしかんがへた、人間にんげん精力ちからにはかぎりがある、いまからかゝる深林しんりん突進とつしんするのは
記録されてゐる、凡ての雰囲気が、みんな水に化けてしまふかとばかりに、一団の雲とも、水蒸気ともつかぬ精力エネルギーになつて、吹つ飛んでゆく。
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)