精力エネルギー)” の例文
記録されてゐる、凡ての雰囲気が、みんな水に化けてしまふかとばかりに、一団の雲とも、水蒸気ともつかぬ精力エネルギーになつて、吹つ飛んでゆく。
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
分子といったところで形のあるものではなく一つの精力エネルギーとなって残る。それがどんなものになるのか分らないがとにかく一つの精力となって残る。私はそんなことをただぼんやりと考えておる。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)