精力せいりょく)” の例文
僕はおどろいたが、すっかり精力せいりょくをなくしているので、立上って逃げ出す元気はないばかりか、それに抗議する声さえ出なかった。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
見神の一義に君は到頭とうとう精力せいりょく傾注けいちゅうせずに居られなくなったのである。しかして生涯の大事だいじ、生存の目的を果したので、君は軽く肉のころもを脱いだのであろう。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
従って第二装置の素晴らしい進行速度も、ダリアの精力せいりょくに負うところが多かった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)