“けいこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
傾向35.0%
景仰25.0%
京口5.0%
熒光5.0%
螢光5.0%
径行2.5%
恵光2.5%
慶幸2.5%
敬仰2.5%
敬侯2.5%
(他:5)12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にくらしくても、反感はんかんは抱いていても、人間には、強い颯爽さっそうたるものを無条件に讃美し、敬慕する傾向けいこうがあります。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
この種の美しさは、この国の人々の間に在っては余りにもまれなので、子路のこの傾向けいこうは、孔子以外の誰からも徳としては認められない。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
人間の天職のうちでいちばん遠大な理想と、広い仁愛を奉行し得る職として、諸人は常にその職能に景仰けいこうと信望をかけていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『太平記』の繙読はんどく藤原藤房ふじわらのふじふさの生涯について景仰けいこうの念を起させたに過ぎない。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
鼎は遂に京口けいこう靳尚宝きしょうほうの手に渡った。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
次の日、帝、楊、葉、程の三人と共に、呉江をで、舟にのぼりて京口けいこうに至り、六合ろくごうを過ぎ、陸路襄陽じょうように至り、廖平が家に至りたもうに、そのあとう者ありければ、ついに意を決して雲南うんなんに入りたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
曹操は、何か、びくとしたように、眼をあげた。その眸は、赤い熒光けいこうを放ったように見えた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
無量の感慨——一念の熒光けいこう——眼にみなぎって黙礼の会釈は舌火を飛ばすに優る凄味。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まっ暗なやみの中に広げられた天鵞絨びろうどが不思議な緑色の螢光けいこうを放っているように見える。
芝刈り (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
大きな長方形の真空ガラス箱内の一方にB教授が「テレラ」と命名した球形の電磁石がつり下がっており、他の一方には陰極が插入そうにゅうされていて、そこから強力な陰極線が発射されると、その一道の電子の流れは球形磁石の磁場のためにその経路を彎曲わんきょくされ、球の磁極に近い数点に集注してそこに螢光けいこうを発する。
B教授の死 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
吾の得失、まさに蓋棺の後を待って議すべきのみ〔隠然自負、けだし松陰直情径行けいこうといえども、また臨機応変的長州気質を免がるあたわざるなり〕。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
たとえば、その書簡てがみふうを開くと、その中からは意外な悲しいことやわずらわしいことが現われようとも、それは第二段の事で、差当っては長閑のどかな日に友人の手紙、それが心境に投げられた恵光けいこうで無いことは無い。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
七月九日に至りてはほぼ一死を期す、その後九月五日、十月五日吟味の寛容なるに欺かれまた必生を期す、またすこぶる慶幸けいこうの心あり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
少年の頃によく経験したことのあると同じやうな純な敬仰けいこうの心がふと燃え上つた。
愛は、力は土より (新字旧仮名) / 中沢臨川(著)
「荀彧は、ちょうど五十歳だったな。不愍なことをした、敬侯けいこうおくりなしてやれ」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
せい景公けいこうが先師に政治について問われた。先師はこたえていわれた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
せい景公けいこうが、先師を採用するにつき、その待遇のことでいった。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
万雷のような拍手が轟く。王朗おうろうあざな景興けいこう、文官の一席から起って、
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けついだ血と、思い定めた一旦いったんの意志が烱光けいこうを放つのだ。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
又さけるいばら薔薇も後の月 荊口けいこう
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)