“けいこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
傾向32.6%
景仰23.9%
景公6.5%
螢光6.5%
京口4.3%
熒光4.3%
蛍光4.3%
径行2.2%
恵光2.2%
慶幸2.2%
敬仰2.2%
敬侯2.2%
景興2.2%
烱光2.2%
荊口2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でも、この赤人あかひとといふひとは、かういふ傾向けいこう景色けしきうたひてをくして、だん/\自分じぶんすゝむべき領分りようぶん見出みいだしてきました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
『太平記』の繙読はんどく藤原藤房ふじわらのふじふさの生涯について景仰けいこうの念を起させたに過ぎない。わたくしはそもそもかくの如き観念をいずこから学び得たのであろうか。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
せい景公けいこうが先師に政治について問われた。先師はこたえていわれた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
沢沿いに水源地近くまでさかのぼってみた、それからまた紫水晶のある岩は月夜になると螢光けいこうを発するということを聞いたから、月の佳い夜ごとにそれと思われる場所へ行ってみたりした
藪落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
鼎は遂に京口けいこう靳尚宝きしょうほうの手に渡った。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その眸は、赤い熒光けいこうを放ったように見えた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
毛髪は蛍光けいこうを発し
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)
吾の得失、まさに蓋棺の後を待って議すべきのみ〔隠然自負、けだし松陰直情径行けいこうといえども、また臨機応変的長州気質を免がるあたわざるなり〕。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その書簡てがみふうを開くと、その中からは意外な悲しいことやわずらわしいことが現われようとも、それは第二段の事で、差当っては長閑のどかな日に友人の手紙、それが心境に投げられた恵光けいこうで無いことは無い。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
七月九日に至りてはほぼ一死を期す、その後九月五日、十月五日吟味の寛容なるに欺かれまた必生を期す、またすこぶる慶幸けいこうの心あり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
少年の頃によく経験したことのあると同じやうな純な敬仰けいこうの心がふと燃え上つた。その時自分の頭に『生命せいめいの故郷』といふことばが一つの尊い啓示が何かのやうにひらめいた。なつかしい詞だ。
愛は、力は土より (新字旧仮名) / 中沢臨川(著)
「荀彧は、ちょうど五十歳だったな。不愍なことをした、敬侯けいこうおくりなしてやれ」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王朗おうろうあざな景興けいこう、文官の一席から起って
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鍛練した目的はちがっていたが、こういう困苦に向って、彼の引きしまった肢体したいはいよいよはずんでいるようであった。けついだ血と、思い定めた一旦いったんの意志が烱光けいこうを放つのだ。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
又さけるいばら薔薇も後の月 荊口けいこう
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)