熒光けいこう)” の例文
無量の感慨——一念の熒光けいこう——眼にみなぎって黙礼の会釈は舌火を飛ばすに優る凄味。スックと立った途端に二本の木剣から風のごとき唸りを生じた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その眸は、赤い熒光けいこうを放ったように見えた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)