“熒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けい75.0%
まつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしろ疑うべきだと、思いまどったものか、光秀のひとみはそのせつなに、燭を横に見ながら、けいとしてあやしくかがやいた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日本の治この時に候ふ——という文言を吐いたとき、秀吉の双眸そうぼうは、まったくその折のもののように、けいとして見えた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あはれ、本覺大悟の智慧の火よ、我が胸に尚ほ蛇の如くまつはれる一切煩惱を渣滓さしも殘らず燒き盡せよかし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)