“えこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:エコウ
語句割合
回向94.6%
廻向2.2%
衣桁2.2%
恵光1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところがさらに意外な事には、祥光院の檀家たる恩地小左衛門のかかりびとが、月に二度の命日には必ず回向えこうに来ると云う答があった。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
美しきものは、仏が仏に廻向えこうしているその姿なのである。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
衣桁えこうから単衣ひとえを外して三尺を伊達に結ぶと、名ばかりの仏壇へ頬片を供えて火打ちを切ってお燈明を上げた。折れた線香からも結構煙は昇る。
赤穂の元浅野家菩提所ぼだいしょ華岳寺の住職恵光えこう、同新浜正福寺の住職良雪、自家の菩提所周世すせ村の神護寺住職三人にてたもので、自分が江戸へ下ってからの一党の情況を報じて
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)