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えかう
ふりがな文庫
“えかう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
衣桁
75.0%
廻向
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衣桁
(逆引き)
私
(
わたし
)
の通された
室
(
へや
)
は、奥の風通しの
好
(
い
)
い二階であつた。八畳の座敷に六畳の副室があつた。
衣桁
(
えかう
)
には手拭が一
筋
(
すぢ
)
風に吹かれて、
拙
(
まづ
)
い
山水
(
さんすゐ
)
の
幅
(
ふく
)
が床の間に
懸
(
か
)
けられてあつた。
父の墓
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
幻の民五郎は、唐紙や
屏風
(
びやうぶ
)
の繪の中へも溶け込み、
衣桁
(
えかう
)
や衣紋竹の着物の中へも消えて無くなると言はれました。
銭形平次捕物控:027 幻の民五郎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
えかう(衣桁)の例文をもっと
(3作品)
見る
廻向
(逆引き)
……
人
(
ひと
)
は
知
(
し
)
らぬが、
此処
(
こゝ
)
に
居
(
ゐ
)
た
老人
(
らうじん
)
に、
水
(
みづ
)
の
中
(
なか
)
へ
姿
(
すがた
)
を
顕
(
あら
)
はす
幻
(
まぼろし
)
の
婦
(
をんな
)
に
廻向
(
えかう
)
を、と
頼
(
たの
)
まれて、
出家
(
しゆつけ
)
の
役
(
やく
)
ぢや、……
宵
(
よひ
)
から
念仏
(
ねんぶつ
)
を
唱
(
とな
)
へて
待
(
ま
)
つ、と
時刻
(
じこく
)
が
来
(
き
)
た。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
顔色
(
かほいろ
)
の
蒼
(
あを
)
ざめた
墨
(
すみ
)
の
法衣
(
ころも
)
の、がんばり
入道
(
にふだう
)
、
影
(
かげ
)
の
薄
(
うす
)
さも
不気味
(
ぶきみ
)
な
和尚
(
をしやう
)
、
鯰
(
なまづ
)
でも
化
(
ば
)
けたか、と
思
(
おも
)
ふたが、——
恁
(
か
)
く/\の
次第
(
しだい
)
ぢや、
御出家
(
ごしゆつけ
)
、……
大方
(
おほかた
)
は
亡霊
(
ばうれい
)
が
廻向
(
えかう
)
を
頼
(
たの
)
むであらうと
思
(
おも
)
ふで、
功徳
(
くどく
)
の
為
(
た
)
め
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
えかう(廻向)の例文をもっと
(1作品)
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