“鯰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまず88.6%
なまづ10.2%
ぼら1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薄暗い電燈の光のもとで、なまずの血のような色をした西瓜をかじりながら、はじめは、犯罪や幽霊に関するとりとめもない話を致しました。
手術 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
いや、いさんだのさふらふの、瓜井戸うりゐどあねはべたりだが、江戸えどものはコロリとるわ、で、葛西かさいに、栗橋北千住くりはしきたせんぢゆどぢやうなまづを、白魚しらをつて、あごでた。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かば焼もむかしは鰻の口より尾の方へ竹串を通して丸焼きにしたること、今のぼらこのしろなどの魚田楽の如くにしたるよし聞き及べり。
魚妖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)