“夏至”の読み方と例文
読み方割合
げし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは彼方あちらへ行ってから、銘々判読するとして、ここで申上げて置き度いのは、その中に『夏至げしの日の正午しょううまこく
古城の真昼 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
同じ場所へ射す時は、夏至げし冬至とうじの外は、一年に二度しかない。太陽が赤道へ近づくとき、赤道を離れる時、その往復に一度ずつ。ね、分り切ったことだ
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
伽藍がらんを見物に行く。案内のじいさんを三リラで雇ったが、早口のドイツ語はよく聞き取れなかった。夏至げしの日に天井の穴から日が差し込むという事だけはよくわかった。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)