“冬至”の読み方と例文
読み方割合
とうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこは一年のうちの最も日の短いという冬至とうじ前後になると、朝の九時頃に漸く夜が明けて、午後の三時半には既に日が暮れてしまった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それがこの自分じぶんでもひどいやであつたが、冬至とうじるから蒟蒻こんにやく仕入しいれをしなくちやらないといつて無理むりたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
わたしも歳末は忙がしいので、冬至とうじの朝、門口かどぐちから歳暮の品を差し置いて来ただけで、年内は遂にこの話のつづきを聞くべき機会に恵まれなかった。