“青鷺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおさぎ72.7%
あをさぎ27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青鷺あおさぎの三蔵は、ようやくここで人数に追いついた。背後の目として見張っていた哨兵しょうへいは、三蔵を槍囲みにしたまま、池田勝入の床几しょうぎの前へつれて来た。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もとより、痩意地やせいじの言葉である。地上の、どんな女性を描いてみても、あのミケランジェロの聖母とは、似ても似つかぬ。青鷺あおさぎと、ひきがえるくらいの差がある。
俗天使 (新字新仮名) / 太宰治(著)
白百合しろゆりのしろき畑のうへわたる青鷺あをさぎづれのをかしきゆふべ
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
昼ねふる青鷺あをさぎの身のたふとさよ 蕉
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)