“雷神”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
らいじん42.9%
かみなり28.6%
いかずちがみ7.1%
なるかみ7.1%
はたたがみ7.1%
ソール7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鞍馬くらま道士どうし果心居士、竹童をひっかかえて岩頭がんとうにたち、鞺鞳とうとうたる雷神らいじんの滝を眼下がんかにみた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それですから、北上川のきしからこの高原の方へ行く旅人たびびとは、高原に近づくにしたがって、だんだんあちこちに雷神らいじんを見るようになります。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それから、頭と、胸と、おなかと、両ももと、両手両足のところには、そのけがれから生まれた雷神らいじんが一人ずつ、すべてで八人で、おそろしい顔をしてうずくまっておりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
うんうん。それはなあ。この筥崎様で毎年旧の節分の晩になあ。大松明たいまつを燃やさっしゃる。その燃え残りを頂くとたい。……これから夏になると雷神かみなりが鳴ります。
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
窓から眺めやると、凄まじい雷光いなびかりが、雲を斬り、野面のづらをはためき、それに眼をふさぐ瞬間——思わず手は耳へ行って、五体に雷神かみなりのひびきを聞くのであった。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お萩はまさか雷神かみなりに打たれて死んだわけじゃあるめえ。何んかこう証拠らしいものを掴めないものかな」
当社には、貞観じょうがん四年頃の旧記もあるということから、またここは松尾の雷神いかずちがみの神別所で遠いむかしは、丹波山城の国境もふくめて、この地方一帯を「阿多古あたこ」ととな
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「死ねやも」は、「雷神なるかみの少しとよみてさしくもり雨も降れやも」(巻十一・二五一三)と同じである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
十時を過ぎた頃、一呼吸ひといきかせて、もの音は静まったが、裾を捲いて、雷神はたたがみを乗せながら、赤黒あかぐろに黄を交えた雲が虚空そらへ、舞い舞いあがって、昇る気勢けはいに、雨が、さあと小止おやみになる。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのおだやかな説得力をもった「霜解けソー」は大槌おおづちをもった雷神ソールより力づよい。