“はたたがみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
霹靂72.7%
辟歴9.1%
9.1%
雷神9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霹靂はたたがみはためくさへに、稲光さをの火柱、火ばしらの飛ぶ火のただち、また、とどろ雹ぞ飛びたる。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
辟歴はたたがみ 岡阜こうふを破りぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
皆ただ、蠅の音がただ、はたたがみのように人々の耳に響いた。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
十時を過ぎた頃、一呼吸ひといきかせて、もの音は静まったが、裾を捲いて、雷神はたたがみを乗せながら、赤黒あかぐろに黄を交えた雲が虚空そらへ、舞い舞いあがって、昇る気勢けはいに、雨が、さあと小止おやみになる。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)