“いかづち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イカヅチ
語句割合
76.9%
雷火7.7%
厳槌3.8%
雷電3.8%
雷霆3.8%
雷鳴3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この畜類ちくるゐ、まだ往生わうじやうしないか。』と、手頃てごろやりひねつてその心臟しんぞうつらぬくと、流石さすが猛獸まうじうたまらない、いかづちごとうなつて、背部うしろへドツとたをれた。
かしは突裂つんざく雷火いかづち前駆さきばし電光いなづま
古事記にも大雷おほいかづち黒雷くろいかづち等とあるが私はかつてイカヅチは厳槌いかづちで、巨大な槌といふ語原だらうと思ひ、上代人が、彼の響きを巨大な槌をもつて続けさまに物を打つと考へたその心理を想像したのであつたが
雷談義 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
今、われ汝の人とりをみるに、身体むくろ長大たかく容貌かほ端正きらきらし、力能くかなへぐ、猛きこと雷電いかづちの如く、向ふ所かたきなく、攻むる所必ず勝つ。即ち知る、形は則ち我が子にて、実は即ち神人かみなり。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
『なんぢの雷鳴いかづちのこゑ』、『ヱホバは天に雷鳴いかづちをとどろかせたまへり』とあつたり、フアウストに
雷談義 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)