“雷火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らいか33.3%
いかづち33.3%
らいくわ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
轟然ごうぜんたる音響おんきょうとともに、仏像のなかにしかけてあった火薬が爆発した。——浜松城の二の丸の白壁は、雷火らいかかれてくずれ落ちた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かしは突裂つんざく雷火いかづち前駆さきばし電光いなづま
魔女 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
平岡はを丸くして又代助を見た。代助は少し呼吸がせまつた。けれども、罪あるものが雷火らいくわに打たれた様な気は全たくなかつた。彼は平生にも似ず論理に合はない事をたゞ衝動的に云つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)