“雷電”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らいでん71.4%
いかずち14.3%
いかづち14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
種類としては質（たち）のいい鮒（ふな）なのを校長はすぐ見てとった。利根川（とねがわ）を渡って一里、そこに板倉沼というのがある。沼のほとりに雷電（らいでん）を祭った神社がある。
田舎教師 (新字新仮名) ／ 田山花袋(著)
彼はまたそのときの雷鳴について考えた。彼を打ち倒したものは、雷電（いかずち）ではない、何か他の物であるかのように断定した。
世界怪談名作集：16 鏡中の美女 (新字新仮名) ／ ジョージ・マクドナルド(著)
今、朕（われ）汝の人と為（な）りをみるに、身体（むくろ）長大（たかく）、容貌（かほ）端正（きらきらし）、力能く鼎（かなへ）を扛（あ）ぐ、猛きこと雷電（いかづち）の如く、向ふ所かたきなく、攻むる所必ず勝つ。即ち知る、形は則ち我が子にて、実は即ち神人（かみ）なり。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) ／ 菊池寛(著)