“いかずち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
93.3%
雷槌3.3%
雷電3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一首の意は、天皇は現人神あらひとがみにましますから、今、天にとどろいかずちの名を持っている山のうえに行宮あんぐうを御造りになりたもうた、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
寺尾等秩父郡の村々には氷雨塚と称うるものはなはだ多く、大野原には百八塚などいうものあり、また贄川にえがわ、日野あたりには棒神と唱えて雷槌いかずちを安置せるものありと聞きしまま、秩父へ来し次手ついでには
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
彼はまたそのときの雷鳴について考えた。彼を打ち倒したものは、雷電いかずちではない、何か他の物であるかのように断定した。