“贄川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にえがわ61.5%
にえかわ30.8%
にへかは7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも、木曾の上四宿からは贄川にえがわの庄屋、中三宿からは福島の庄屋で、馬籠まごめから来た半蔵は下四宿の総代としてであった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
道であそんでいる小さな児が茱萸を食いながら余の方を不思議そうに見ておるなども時々あった。木曾路へ這入って贄川にえかわまで来た。
くだもの (新字新仮名) / 正岡子規(著)
「木曾路には、獣類の皮をあきなふ店多し、別して贄川にへかはより本山もとやままでの間多く、また往来の人に、熊胆を売らんとて勧むる者多し、油断すべからず」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)