くだもの
植物学の上より見たるくだものでもなく、産物学の上より見たるくだものでもなく、ただ病牀で食うて見たくだものの味のよしあしをいうのである。間違うておる処は病人の舌の荒れておる故と見てくれたまえ。 ○くだものの字義くだもの、というのはくだすものと …
作品に特徴的な語句
ひから やすん あそん すなわち ごく くせ はず なま すべ さき しん やせ おのずか 贄川にえかわ またが 路傍ろぼう はるか 一籠ひとかご 丼鉢どんぶりばち 何升なんしょう いた じゅん 千仭せんじん 半腹はんぷく 参詣さんけい くさむら のど 嗜好しこう 団栗どんぐり 大曲おおまがり 奥羽おうう 寐覚ねざめ 寓居ぐうきょ とうげ がけ 旅籠はたご 日表ひおもて 木樵きこり 林檎りんご 枳殻からたち ゆず 棒杭ぼうぐい しい 椰子やし 榎実えのみ まき かば 樽柿たるがき たちばな だいだい ほとん さび ここ しわ さかん まゆ 真物ほんもの 累々るいるい つい つな 胃痙いけい きも 胡桃くるみ 茱萸ぐみ 草鞋わらじ 荊棘いばら 菅笠すげがさ 菓物くだもの 葡萄ぶどう つる 蕎麦そば 蕨餅わらびもち 虚子きょし 蜜柑みかん 行脚あんぎゃ 西瓜すいか のぞ ふう むさぼ 賞翫しょうがん 贅沢ぜいたく 躊躇ちゅうちょ くら 透間すきま しき 餓鬼がき 馬士まご