植物学の上より見たるくだものでもなく、産物学の上より見たるくだものでもなく、ただ病牀で食うて見たくだものの味のよしあしをいうのである。間違うておる処は病人の舌の荒れておる故と見てくれたまえ。 ○くだものの字義くだもの、というのはくだすものと …
著者 | 正岡子規 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「ホトトギス 第四巻第六号」1901(明治34)年3月20日、「ホトトギス 第四巻第七号」1901(明治34)年4月25日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約17分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約27分(300文字/分) |