“蕨餅”の読み方と例文
読み方割合
わらびもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここは木曾第一の難処と聞えたる鳥井峠の麓で名物蕨餅わらびもちを売っておる処である。余はそこの大きな茶店に休んだ。
くだもの (新字新仮名) / 正岡子規(著)
お蘭は冷水で絞った手拭を持って来てやったり、有り合せの蕨餅わらびもちに砂糖をかけて出してやったりした。
みちのく (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「それから倉之助の蕨餅わらびもちといふのがある」
木々の精、谷の精 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)